Books
 

X PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK

ロッキングオンから出版された、写真&インタビュー本
1990年10月30日初版発行

当時、「ロッキングオンJAPAN」誌上では人気企画「2万字インタビュー」なるものがあり、各ミュージシャンが己の半生をつつみ隠さず話さざるを得ない、「尋問」または「拷問」と恐れられていた企画を、Xに関しては、「いっそのこと単行本にしちまえ!」ということで、でき上がった代物
インタビュアーは現在「音楽と人」元編集長の市川哲史氏
彼によると「取材は熾烈を極めた」らしい
なぜなら、Xには某Yと某Tという恐怖の2大乱闘男がいたからである
某Tは市川氏の取材前夜(いや、翌朝10時まで)に飲みすぎて、酒のにおいをぷんぷんさせながら、1時間半遅れて取材現場にやってきたそうである
また、撮影中にはマネージャーと口論となり、突如発狂してテーブル等を破壊し、「帰る!」とスタジオから飛び出したらしい
そして、某Yにいたっては、この本のために異常に盛り上がり、自分で緻密な計画まで立てて写真撮影に臨んだにもかかわらず、肝心の自分のスタッフが遅刻した上、メシも届かず、やはり突如発狂し、「俺もう帰る!」と暴れたらしい
酒の席で「怪獣」と化す某Hは、昼間の取材&撮影だったため、無事に取材を終えていた
内容は、各メンバーの生い立ちから家族構成、バンドの経歴、Xへの想いなどなど超詳しく、またヘヴィーに語ってくれている
ただし、YOSHIKIだけは一度は語った自分の半生を後日「あまりにも衝撃的すぎて…」という理由で保留、「今を語る」という内容になっている
現在、入手困難であるが、手に入れる価値は非常に大である


X-ism(エクシズム)

ロックファイル編集部編
1990年11月1日初版発行

上記の本と同じ頃に作られたXの単行本
やはり写真&インタビュー構成で、各メンバーそれぞれのXに対する想いがあふれている1冊
この本には、他にXに関するキーワードとなる言葉の紹介や、今メンバーが気に入っている音楽が語られたり、自分の楽器に関する想いなども語られている
後書きは音楽ライターの大野祥之氏である
この大野氏こそ、Xが出場したコンテストの審査員で、Xの演奏を「審査の価値なし、0点」と書いた人物である
そんな彼が、いつ、Xを「ちゃんと見てみよう…」と思うようになり、いつしか、「愛している」と思うようになったかがわかる1冊でもある
やはり現在は入手が難しい


X PHOTO & TALK

月刊オンステージ10月号 
1990年10月10日発行

写真&インタビュー&5人のトークで編成されている
個人のインタビューでは、ラストに性格診断表まであり、TAIJIは「人一倍寂しがり屋」との診断が下り、「自分でも認める」発言をする
また、この本で最大の読み物は、メンバー4人が1人について語る「X4vs1バトルロイヤル座談会」だろう
都内某レストランで開かれ、全員、顔を真っ赤にし、絶叫しながら進められた座談会は読んでいるこちらまで真っ赤になる愛情いっぱいのトーク
TAIJIのYOSHIKIに対する熱い想いを読んで、涙が出たが、次のHIDEの「俺は思ったよ、YOSHIKIは美しいよなあ〜」発言から全員がYOSHIKIを「イロっぽい」だの「いい匂がする」だの「カノジョ作るよりいい」だの言い始め、大爆笑となった(もちろん、YOSHIKIは真っ赤&絶句)
これも是非手に入れる価値がある1冊だが、現在はやはり古本屋でしか見つからないだろう
そうそう、この本には付録として、X5人の「等身大ポスター」というものがついておりました。ですが、実際には手違いとかで1m50cmのポスターだったの。で、出版社に知らせれば、等身大に取り替えてくれたそうです。
我が家には1m50cmの方のポスターがありますが、さすがにこれは貼れないのであった(笑)。すんごい迫力なんですもの。
ましてや等身大だったら……すごいでしょうねえ。


HYP 1号

月刊FOOL'S MATEからの別冊HYPの第1号が「X&COLOR」特集
1990年10月初版発行

当時、「東のX、西のCOLOR」と呼ばれ、彼等が歩いた後には、ぺんぺん草も生えないというほど恐れられていた両バンドが、寿司屋で対談するというとんでもない企画のあった本
なかなか寿司が運ばれてこなくて、YOSHIKIが半分キれかかる中、マネージャーが慌てて「マキでお願いしまーーす!」と絶叫したとたん、PATAが「巻寿司が来ちゃうよ」発言が飛び出し、トミーまでが「マキの反対ってオシか?押し寿司が来るゾ」などいい笑いの展開が続く
座談会自体は、両バンドの近況やトレンディなもの、好きなアイドルの話など、普段インタビューでも言わないような話を連発(スパイク発言や膝枕事件などもここで語られる)
もちろん、その他にも個人のインタビューやバンドの特集記事なども満載されている
販売当初から品薄で、1号を持っている人は凄い…


X ROSE & BLOOD TOUR LIVE & PHOTOGRAPHY

音楽専科社出版
1990年7月初版発行

メジャーデビュー後、初のツアーとなった「ROSE & BLOOD TOUR」の写真集
途中、YOSHIKIが倒れたため、1989年9月に始まったツアーが終わったのが、1990年5月という約8ヵ月の長きに渡るツアーとなった
その一部始終をカメラが追った
各メンバーのライブ中の写真や会場の様子、終了直後のインタビューなど盛りだくさんの全編カラー
TAIJIの男泣きに泣きながらの「俺はこのバンドで死にます」発言にまた涙…


無敵 EXTASY BOOK 

ロッキンF別冊「無敵と書いてエクスタシーと読む 無謀と書いてYOSHIKIと読む」をキャッチコピーにノリで決めた1991年10月29日の武道館でのエクスタシーサミットのもようを収めた1冊1992年4月発行 立東社発行

Xを筆頭に、LUNA SEA、レディースルーム、ZI:KILL、東京ヤンキース、VIRUS(KIYOSHIがいたバンド)などエクスタシーの出身バンドらが集合した
楽屋入りの様子から楽屋内でのリラックスした様子、MCの様子、各セッションの様子などを写真とコメント入りで細かく説明
恐怖の打ち上げシーンの写真も…
また、Xのこの1年の様子なども同時に説明
巻頭ページでは、エクスタシーの親分YOSHIKIについて語る元ローディー集団たちの座談会があり(はじめは、エクスタシーそのものについて語っていたのだが、だんだんYOSHIKI個人についての話で盛り上がる)、その原稿を読んで激怒したYOSHIKIによって再び集合させられる気の毒な(笑)面々の様子も載っている
TAIJIのセッションは、ビデオでは収められていないが、こちらの本では写真と説明が載っている(ただし、ウエディングドレス姿はここでも秘密となっている)
巻末では、各バンドの当時使用している楽器の紹介も行っている
入手不可能


D.T.R写真集 Drive To Revolution

音楽専科社 アリーナ37℃12月臨時増刊 D.T.Rの初写真集
1994年12月発行

Drive To Revolutionのツアーの様子やメンバーのスタジオでの撮影、楽屋での様子、インタビューなどD.T.Rの魅力たっぷりの写真集
ツアー中伸ばしていたTAIJIの髭だが、スタジオでの撮影では剃ってしまっている
…個人的には、やっぱり髭のない方が…。すみません。
TOMOは、髭がないとダメっす!
ワイルドなTAIJIに出会える1冊
…まだまだ手に入るかと思ったけど、先日出版元に問い合わせた人の話では、「絶版」となったとのこと
な、何故〜?!…古本屋で探してください…



Mother & Sons 東海林のり子と10人のロッカー達

東海林のり子編著 KKベストセラーズ  
1995年5月5日初版

hide、Toshi、J(Luna Sea)、Ryuichi(Luna Sea)、大槻ケンジ、The Yellow Monkey、Night Hawks、沢田大司(D.T.R)、鶴久政治、遠藤ミチロウとの対談とツーショット写真 
「ロッキンママ」とロッカーたちから親しまれている東海林のり子氏によるインタビュー&写真
TAIJIも東海林氏には、X時代から親しみを感じており、「おはようナイスディ」でも東海林さんのインタビューにはにこやかに答えていて、視聴者から「TAIJIの声を初めて聞いた!」との感激の声が届いたりしていた
ファンクラブ会報でも、東海林氏の肩を抱き、にこにこ笑っているTAIJIの写真が載った
現在入手可能のはず(実は、まだ手に入れていない)


大島暁美のロックンロール日記

音楽専科社 大島暁美著 現在でも連載中の人気エッセイ(?)の単行本化
1992年初版発行

1990年から1992年までの分を総集編とし、また、「酔いどれ座談会」として、HIDEやSUGIZO、橘高ちゃんとの飲み会の様子、PATA、CRAZY COOL JOE、JIMMYの「のんびり座談会」、レディースルームの「SEX座談会」など盛りだくさん!
Xに関する話が一番多かったりして…
TAIJIがLOUDNESSに入った直後の写真撮影で、隣のスタジオで撮っていたPATAのところへ突如乱入し、一緒に写真を撮ったりしたことや、作者がTAIJIに会う前の日に、発売前の「LOUDNESS」を聴いて予習していたところ、HIDEがやってきて、「いいなあ、俺にも聴かせてよ」と言っていたことをTAIJIに伝えたところ、「金出して買えって言っといて(笑)」と言いつつ、「元のメンバーにはやっぱりいい音のテープを渡さないと」とレコード会社の人からわざわざニューヨークから届いたばっかりのTD済みのテープをもらっていたなどの話も…
全般的に大爆笑ものの話が多いので、お勧めの1冊です


Rockin' Talk CAFE

ロッキンf別冊 立東社
1995年〜1996年?発行

ロッキンfの対談シリーズの中から、好評だったものを当時の貴重な写真をそのまま使用し、再構成して編集したもの
TAIJIもCrazy Cool Joe(元P.A.Fのサポート)とベーシスト対談を行っている
この本自体は持っていないのだが、たぶんこの対談そのものを行ったロッキンfを読んだので、それによると、TAIJIとJoeと、どちらも「派手」なベーシスト同士、格好とかもよく似ているなどの話をしていたような…
Joeが「TAIJIに似ているとよく言われる」と言い、「俺の方が後なんだよね〜」みたいなことを言ってたような…。記憶違いだったらすみません。
Joeも大好きなベーシストで、相川七瀬のバックもやっていたような気がする
入手不可能


Xの生と死〜宇宙を翔ける友へ〜

HIDEとの未発表CD「JUNGLE」付き
2000年4月初版発行 徳間書店  

D.T.Rの活動停止から、早や4年…。X脱退からは、もう8年が経過しようとしている今年の4月末、TAIJIが1冊の本を出した
それが、この「Xの生と死〜宇宙を翔ける友へ〜」である
TAIJIが音楽活動を再開する前に、この本を出した理由が、この1冊に込められている
Xのこと メンバーのこと 自らの生のこと そして、死のこと…
どうか、この本を手にとって、読んでみてください
彼のことが、今まで以上に理解できると思います
そして、彼のこれからを応援してあげてください
また、この本についているX時代の幻の曲「JUNGLE」も、ぜひ聴いてみてくださいね
HIDEちゃんとの絡みが嬉しい、1作となっております

この本に関しての情報は、
こちらのページに詳しく載せてあります
入手可能


TAIJI復活PHOTOGRAPH

A4版ハード・96ページ、2曲入りオリジナルCD
2000年12月初版発行 徳間書店

TAIJI完全復活と題して、飛木カメラマンによる新たな撮り下ろしカットを中心として、X時代の未発表写真も収録ステージでの演奏、スタジオでの練習風景、貴重なレコーディング写真、プライベートなど、TAIJIの素顔をあらゆる角度から伝える構成となっています
また、TAIJI自筆の水彩画も数点紹介し、叙情的な短文エッセイ(散文詩のような感じ)も所々に現れます。さらに、付録のオリジナルCDは、初のリードボーカルに挑戦したTAIJI作詞作曲の新曲
「Rain Song」に加え、hideへのレクイエムであるインストゥルメンタル「Dear Friend」の2曲で構成されています
「Dear Friend」には、亡き友hideへの、TAIJIの肉声メッセージとして、曲に乗せて詩を静かに朗読しています
この本に関しての情報は、
こちらのページに詳しく載せてあります
入手可能


他にもたぶんいろいろあるとは思いますが、今、私が把握しているものだけを並べてみました。
雑誌に関しては、山のようにあるので、一度整理してみないとわかりません…。
ツアーパンフレットもあることはあるのですが、ここでは割愛しました。 
ほとんど入手不可能なものばかりですが、頑張って探してみてください!!