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〜〜第6章〜〜


 

もう1つの問題…。

それは、控え室の問題でした。
なにせ、150名キャパのDimensionのこと。
楽屋は1つ。
とてもじゃないですけど、3バンド、いやCloud Nineを入れると4バンドは入り切れません。
楽屋の真下、ちょうど客席の後ろにカーテンで区切られたスペースがあるので、そちらも使って控え室にしましたが、それでもまだ足りない。
それでCloud Nineの場合は、シークレットライブとなるので、まずリハーサルが終わったら一度Dimensionから外へ出てもらう。
そしてイベントが始まったあと、またこっそりと(笑)Dimensionへ戻ってきてもらい、そ〜〜っと楽屋へ上ってもらうことになりました。
出番になったら、楽屋から降りてきて観客をかき分けて(笑)ステージに上がるという手順です。
まあ、それも大変なんだけど、もっと大変なのは演奏し終わったあと…。
またまたその観客の間を、モーゼの十戒(爆)のように、ふたつに分けて楽屋へ戻るのは至難の業でしょう。
それでなくても、5年ぶりに見るTAIJIのステージ&初披露となるCloud Nineに、観客の興奮度も最高潮に達しているであろうことは、想像に難くありません。
Cloud Nine側からも、「プロレス退場……だけは避けたい(爆)」というお申し出があったことですし、何とか他の退場方法を考えることになりました。

ふと思い出してみると、6月に下見に行った時、ステージの奥に怪しげなドアがありました。
ただ、そのドアの向こうはDimensionの所有ではないので使えないらしい。
それが、7月、そして8月5日の最後の下見の時に見に行ってくれたTHUKASAちゃんたちによって、何とか共有スペースだけは使わせていただけることになりました。

………多少辛いけど何とかこの場所で、TAIJI&Cloud Nineには、終演後ファンが外に出るまでは、我慢していただこう、ということになりました。
私は実際、見たわけではなかったんですけど、何でも結構スゴいとこらしい(爆)。
蚊取り線香は必須!という話まで出ていた。ほとんど外ってことですね(笑)。
しかし、蚊取り線香は煙が出るのでやめたほうがいい。
ベープマットの方が煙は出ないからいいだろう。
しかし、あそこに電気は通っているのか…?
……結構、マジになって皆でこんなことを話し合ってました(笑)。
後日、TAIJIとの打ち合わせの時、THUKASAちゃんたちがこの「ベープマットが必要になる控え室」の話を持ち出したら、TAIJIにバカ受けされたそうです(笑)。

とりあえず、その「怪しげな控え室」へ、イスだの電灯だのクーラーボックスだのベープマットだの(笑)、その他もろもろを持っていくことにして、何とか快適に過ごしてもらうってことで話がまとまりました。

第7章へ続く